前の公式ルールであった全国ダブルの頃から、環境トップの構築かそれに安定して勝てるメタ構築を使うというスタンスを保っていました。最強の6体の組み合わせであるBIG6に完璧に対応する構築を組むことは到底出来そうもないと感じたため、私のVGC2016ルールはほぼBIG6を使用していました。
※BIG6とは?:伝説枠としてゼルネアスとグラードンを組み合わせ、そこに一般枠としてガルーラ・ボーマンダ・ドーブル・ファイアローの4体を加えたアーティスティックな構築。元日本チャンプのとにー氏が創りだしたとも、ショーダウン (対戦シミュレーション) で完成されたとも言われている。その頃には名前はまだ無かったが、何か呼びやすい構築名を、ということで誰かがBIG6と名付けた。正直ださすぎるのでやめて欲しいと思っていたが定着してしまったので仕方がない。
このルールの期間中に参加した2つのオフ、インターナショナルチャレンジ、そして本番のジャパンチャンピオンシップスのすべてをこの6体で戦った。結果として、日本代表決定戦や世界大会の出場権は掴めなかったものの、やりきったという点についてある程度満足している。
以下、6匹の雑感。
ゼルネアス

最強の伝説枠。「ジオコントロール」という技を考えた開発の方々は反省していただきたい。
どれくらい強いのかは以下を参照。

初期は皆最速で使っていた印象だが、終盤では素早さを削り、耐久に大きく努力値を割く個体が増えた印象。元世界2位のげべぼ氏は素早さに振らなすぎたため、自分のジオコン積んだゼルネアスで素早さが1段階下がった相手のジオコンゼルネアス (岩石封じを当てていた) を抜けずに負けていた。
ジオコントロールのモーションは2度と見たくない…
グラードン

ゲンシカイキで炎タイプが追加、さらに特性「おわりのだいち」により上書きできない日照り状態にするという、昔のGSをやってた人が泡を吹いて倒れるような強さとなっている。
炎タイプがフェアリーを半減するので、上記のゼルネアスに対しても強く出ることができる (後出できるほど強いとは言っていない) 。
水4倍という弱点を狙っていろいろなポケモンがめざめるパワー水を仕込んでいた。ゲンガーやボルトロスは当たり前、果てにはゴウカザルやニャオニクスまでも。
当然皆が採用するポケモンなので、至る所で同速ゲーが起こる所がまさにe-sportsって感じだ。

ドーブル

あらゆる技を習得するポケモン。以前からいたポケモンだが、「ダークホール」とゼルネアスの「ジオコントロール」の相性が (非常に悪い意味で) 良すぎる。

突っ込みどころが多く、何故夢特性を「むらっけ」にしたのか?5世代全国ダブルで禁止にしたのにこのルールでは禁止にしないのか?「ジオコントロール」との相性に気が付かなかったのか?開発陣はテストプレイをしているのか?回避率2段階上昇で実は8割位避ける仕様にしていないか?e-sportsの「e」は何の略か?次回作で主人公の着せ替え機能は復活するのか?といった、単独で七不思議ができてしまうポケモンである。
さらに先日行われたポケモン総選挙でも1位はもちろん、上位を独占する結果となったことは記憶に新しい。

ガルーラ

普通に伝説と殴りあってる。やっぱりなんかおかしいよなぁ?
こいつの糞さについては全国ダブルで散々書いたので割愛。
6世代を象徴するポケモン。
ボーマンダ

今までのルールの中で一番輝いてたのは気のせいかな?
個人的には5世代でジュエル流星群撃ってるボーマンダが一番好き。
6世代では全く羽ばたかないのに浮いているのが謎すぎてほとんど使用しなかったポケモン。
ファイアロー

ゼルネアスと並んで、鳴き声だけで人を苛つかせるポケモンのツートップ。目覚ましの音に設定したら絶対寝過ごさなさそう。朝から不快な気分で目覚めることになるが。
真面目な考察記事を期待された方が万が一いらっしゃいましたら、この場を借りてお詫び申し上げません。
おわり
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